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Q&A


そもそもガムテープとは

梱包用の資材としてよく使用される梱包テープには、主に2種類あります。一般的に「ガムテープ」と呼ばれているのは、クラフト紙やプラスチックにあらかじめ接着剤を塗布した「粘着テープ」ですが、これは本来の意味でのガムテープではありません。ガムテープとは、紙製テープに糊材を塗布して乾燥させたテープのことで、通常の状態では粘着性はなく、使用の際に専用ディスペンサー(繰出し機)で水をつけることで粘着力が発生するものです。イメージとしては切手と同様の使いかたで、別名「水テープ」とも呼びます。

梱包資材としてのガムテープには、次のようなメリットがあります。

ガムテープと粘着テープを比較したSGSノースアメリカ社のテスト結果によれば、ガムテープ(繰出し機使用)のほうが粘着テープ(ハンドテープカッター使用)に比べて封かん作業の生産性は約21%優れており、しかも消費するテープの使用量は約8%少ないことが明らかになりました。

同じテストで、ガムテープの粘着力は粘着テープより優れており、一度貼ってから剥がそうとすると、明らかに痕跡が残ることがわかりました。この特性によって無断開封による盗難や商品のすり替え、異物混入などを防ぎ、輸送上の安全性の面からも優れています。

ガムテープは紙製で、粘着テープと違って剥離加工をしていませんので、印刷や捺印、筆記が可能です。ロゴやキャッチフレーズ、QRコード等をカラー印刷することができるので、販促効果も抜群です。

粘着テープには剥離加工が施されているため、重ね貼りをするとテープが接着しません。ガムテープは紙製ですので、容易に重ね貼りができ、梱包の補強や繰り返し使う通箱にも使用できます。

樹脂製のテープはリサイクルできないため分別作業が必要ですが、ガムテープは紙製なので箱に貼ったままでリサイクルが可能です。環境保護の観点から段ボールは再生紙の利用が一般的になりましたが、テープがリサイクル対応でなければ、その価値は半減してしまいます。

粘着テープと違って剥離加工していないガムテープは滑りにくいので、スリップによる荷崩れや落下の危険性を防ぐことができます。

粘着テープのようにちゃんと貼り付きますか?


1~2秒ほどで貼り付きますので、問題はありません(切手と同じ要領です)。
さらに、貼り付きをよくするために繰出し機にはヒーターが付いております。(BP333はヒーターの有無を選択可能)

貼った後の耐久性はどうですか?


水糊が段ボールに浸透して固着しますので、一度貼り付けば剥がれません。
粘着テープと違って、低温や高温の梱包にも対応できます(※対応温度-40℃~100℃)。だからガムテープを貼ったままでの冷蔵・冷凍保管も問題なし。赤道直下をコンテナで海上輸送するような品物の封かんにも適しています。

環境にやさしいのですか?


素材は「紙」と「澱粉糊」という100%天然物ですので、廃棄の際に有害な物質はまったく放出しません。紙なので段ボールに貼り付けたまま廃棄可能、つまり分別不要です。また、粘着テープやOPPテープのような化学物質特有のニオイがないため、食品の梱包にも最適です。

他にガムテープならではの特長は?


紙ですので、滑りにくく重ね貼りができ、表面に文字書きや印字が可能です。
また、剥がした痕跡が明確に残るため、改ざんや抜き取りの抑止効果があります。

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